原価と売価を入力してください
目標の粗利率から売価を逆算
利益率計算機の使い方と、値付けの基礎知識
物販・ハンドメイド販売・飲食の値付けでは、「この価格で利益はどれくらい残るのか」を素早く知りたいものです。本ツールは原価と売価から粗利額・粗利率・原価率・値入率をまとめて計算し、目標の粗利率から売価を逆算することもできます。
このツールの使い方
上の欄は原価と売価から各指標を求める計算、下の欄は目標の粗利率から売価を逆算する計算です。「原価600円で粗利率40%を確保したい」なら、必要な売価がすぐ分かります。いずれも税抜の金額で入力してください。
最も多い誤解 ― 「利益率40%」が2通りある
同じ「利益率」でも、売上ベース(粗利÷売価)と原価ベース=値入率・マークアップ(粗利÷原価)では数値がまったく違います。原価600円・売価1,000円なら、売上ベースは40%、原価ベースは約67%です。ここを取り違えると値付けを大きく誤ります。原価に40%足しただけでは、粗利率は40%になりません(600×1.4=840円で粗利率は約29%)。粗利率40%を狙うなら600÷0.6=1,000円が必要です。取引先の資料や仕入れ条件がどちらの基準かは、必ず確認してください。
掛け率という言い方
卸取引では「掛け率6掛け」のように言います。これは上代(定価)に対する仕入価格の割合で、6掛けなら定価の60%で仕入れるという意味です。このとき原価率60%=粗利率40%になります。掛け率を下げる交渉は、そのまま粗利率の改善につながります。
粗利と営業利益は別物
本ツールが計算するのは粗利(売上総利益)で、売上から仕入原価だけを引いた段階の利益です。ここから送料・決済手数料・出品手数料・梱包資材・広告費・家賃・人件費を引いて、はじめて営業利益になります。ネット販売ではプラットフォームの手数料が売上の10%前後かかることも多く、粗利率30%でも実質はほとんど残らない、ということが起こります。値付けの際は変動費をすべて原価に含めて考えるのが安全です。
損益分岐点の目安
家賃や人件費などの固定費を粗利率で割ると、必要な売上高が出ます。固定費が月30万円で粗利率40%なら、30万円÷0.4=月75万円の売上が損益分岐点です。値引きをするときは、この必要売上がどれだけ増えるかも合わせて確認しましょう。税込・税抜の換算は消費税計算機、値引き幅の検討は割引計算機が便利です。
よくある質問
粗利率と原価率の違いは?+
粗利率+原価率=100%の関係にあります。
「売上ベース」と「原価ベース(値入率)」の利益率の違いは?+
同じ商品でも分母が違うため値が変わります。本ツールは両方を表示します。
目標の粗利率から売価はどう求めますか?+
たとえば原価600円で粗利率40%を狙うなら 600÷0.6=1000円です。
消費税は含まれますか?+
税込で扱いたい場合は消費税計算機で税抜換算してからご利用ください。
入力値は保存されますか?+
・粗利額 = 売価 − 原価
・粗利率(売上総利益率・売上ベース)= 粗利 ÷ 売価 × 100
・原価率 = 原価 ÷ 売価 × 100(= 100 − 粗利率)
・値入率(マークアップ・原価ベース)= 粗利 ÷ 原価 × 100。売上ベースとは分母が異なり、同じ商品でも値が変わる。
・目標売価 = 原価 ÷ (1 − 目標粗利率)
・企業会計原則 第二 損益計算書原則: 売上総利益は売上高から売上原価を控除して表示する
・中小企業庁「中小企業実態基本調査」: 業種別の売上高総利益率の実績値を公表(自社の水準を業種平均と比べる際の参照先)
当サイトは特定の機関を代表するものではなく、計算結果の正確性を保証するものではありません。指標の定義(売上ベース/原価ベース)は業界・資料により異なります。会計・税務上の正確な取り扱いは税理士等の専門家にご確認ください。